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色んなお店をめぐりましたが、とても苦手な店舗がありました。
どの位苦手かというと・・・
その店舗のスケジュールが入ってる日は朝から偏頭痛。
勤務中も眩暈に吐き気。
頭痛薬なしでは勤務不可能に陥る位。
客層(田舎の排他的なガラの悪ーい人が多いというか、殆ど)がイヤ。
中心的人物な常連様の視線がイヤ(私はご機嫌を損ねたようで冷遇されておりました)。
その店でしか通用しない暗黙の了解なルールがイヤ(会社の規則違反も強要される)。
通勤時間が車で1時間も掛かるのがイヤ。
そんな全てが兎に角イヤでした。
そんな某K店の常連さんで奇妙な方がいらっしゃいました。
仮にA氏としましょう。
入った最初の頃はとってもよく買ってくださってたんですよね。
異常なくらい。
当時そのお店は現金不可で玉やコインのみでの販売でした。
するとそのA氏は自分が常駐(笑)しているシマから離れたあまり人のいないシマまで私を呼んで移動します。
そこの空台の現金サンドに数千円入れて玉を出し、そこから数個玉を引いて残りの玉を私に渡します。
「これで○杯分丁度でしょ?先に渡しとくから、取り敢えず僕にHotと××さんと△△さんに何かあげて。後はまた頼むから。」
そういう買い方をされてました。
はっきりいって損なんですけどね。
パチンコ屋さんにはそれぞれ換金率というものがあります。
玉で言うと貸玉料1個4円で玉を借りてその玉で遊戯し、大当たりなどで出た玉はその換金率によって換金されます。
正確には換金する為の景品と交換するんですが。
その換金率が、1個3円(33個=100円)だったり、2.5円(40個=100円)だったり。
その差額が店の利益となります。
ワゴン嬢の販売しているコーヒーは、お客様と同様に景品交換によって売り上げを現金化するので、そのお店の換金率によって同じ金額の物も店によって玉数が違うんです。
だから基本的には現金で買う方が無難なんですが、玉を持っている時には景品交換感覚で出玉で買うのが普通の感覚です。
多少割高でも『玉やコインで買える』というのが利点ですからね。
当時のK店は現金不可でしたが、彼は出玉を持っていても、コーヒーを買う玉はそうやって現金をわざわざ玉に換えて買っていました。
現金不可の店で持ち玉なくてそういう買い方する方はたまにいましたが、玉も持ってて、しかも複数杯数分というのは多分、いや間違いなくA氏一人でしょう。
そのA氏。とっても几帳面というか病的に細かいというか。
とある日あと少しで勤務終了な時間帯に私が巡回していると
「ノルマ達成した?」
と聞かれました。
私のいた会社の給与システムは、時間×時給の基本給+歩合給制だったんですが、店舗毎に決められた時間平均杯数達成したら売上杯数×■円の歩合給。
その歩合のつく杯数をノルマと呼んでいました。
「あと××杯で達成です」
というと何杯か買ってくださったんです。
驚いたのはその後。
次に巡回した時に
「何杯売れた?」
と聞かれたので
「○○杯売れました」
というと・・・
「あと▼▼杯でポイントだよね。じゃあ僕とアノ人とコノ人とソノ人と…に持ってきて」
何でそこまで知ってるのさ!!!!
っちゅうか計算早っっっっっっっっ!!!!
実はもうひとつの給与システムで、ポイント制度というのがありまして。
店舗によりますが、歩合給の時間平均杯数より3~4杯上の時間平均杯数を達成すると1ポイント、更に2~3杯で2ポイント獲得となり、20ポイント貯めるとポイント賞金(微々たるものですが)が貰えるのです。
私の売上杯数聞いてポイント杯数即答!
だって、勤務時間によっても杯数変わりますし。
ホント驚きました。
だって私の頭の中にはポイントなんて、ありませんでしたから。
その後他のワゴン嬢から聞いた所によるとそのA氏、K店に一度でも入ったワゴン嬢全員
PCにてデータ管理
しているそうです(|||||□|||||)
「○○ちゃんは初めてK店に来たのが△年△月△日だよ。で、○○ちゃんからは今まで××円分買ってるよ」
って言われて、よく聞いたら御本人がそうのたもうたらしい。
まぁそんな人なら、歩合やらポイント即答も納得かなぁ。
かなり怖いけど。
今はその店潰れちゃったみたいですけどね。