◆魔女りん

私が勤務していた会社の専務（社長夫人）の別名…というか、私達が勝手に呼んでいたと言えばそれまでなのですが(笑)
その会社が入店させて頂いた一号店なパチンコ屋さんの係長が、そう呼んでいましたのでそれ以来そう呼んでました。

とっても派手な、年齢不詳この上ない女性ですね。
毎年和服が多いのですが、一度会社の忘年会の時に、目が痛くなりそうな位真っ赤な総レースのスーツ（だったと思います）着てきた事がありまして…

なんか、むかーし年末の東京ドームで良く見たような・・・(笑)
　※Yoshikiコスプレね。
一瞬、『此処って会社の忘年会だよね・・・？』って考えちゃいましたね。

お顔も、そんなに化粧濃くしなくったって…っていう位それぞれのパーツ自体が派手だし。
存在そのものが派手。
もう、『派手』という言葉は貴女に捧げます!!って感じですわ。

今はワゴン部門からは身を引いて、夜のお店部門担当していらっしゃるようですが（はまり過ぎ）。
以前、まだワゴンの統括責任者してた時に、私の入っていたお店で、他のワゴンの子とお客様(おっちゃん)の間でトラブルがありました。

おっちゃんは烈火の如くお怒りで。
それは間違いなくワゴンの子の方に非があったんですが、たまたまそのおっちゃんが私が以前から知っているお客様だったんです。
そのおっちゃん、いいお客さんなんですが、納得いかない事にはうるさく追及するタイプ。
私の顔見るなり、『ちょっと』と呼び出されて、状況をコンコンと説明された上に口汚いクレーム貴重なご意見を頂戴してしまいました。

そのまま放置するわけにも行かないので、会社に連絡。
魔女リンがお客様に謝罪する為に登場しました。

いや、まさに登場って感じ。

具体的な色とかデザインは忘れましたが、ミニスカートな派手なスーツに特大のシャネルのエナメルバッグ(当然でっかいロゴマーク入り)で香水の臭い（←敢えてこの字）プンプン振りまきながら。

後からおっちゃんに
『アレが上にいるってアンタ達も大変だねぇ』
ってしみじみ同情されました。

実は御子息が某ミュージシャンだったりするのですが、御子息のデビュー前には全員の給与明細に
『××、●月▽日メジャーデビュー』
って紙が同封されていたそうです。
幸い私、退社後の事ですから貰わずに済みましたけど。
いや、確かに父上の社長より、専務な母上に似ていらっしゃるわ。
御本人様程、パーツが派手派手してませんけれどね。
※残念ながらその御子息様、デビューはしたもののミュージシャンの道は途中で断念されたようです。